【第二回】ビッグデータで時代を変える? ECサービス「Nint」を探るの巻
ズズズズズズズズズズ……
美味しそうに「担々麺」を食べるこの男は、ECサービス「Nint」を運営する蘇(そ)である。東京での打ち合わせを無事終えた彼は、上海に帰るフライトの前にとある中華料理店で好物の「担々麺」を食べていたのだった。ちなみに蘇(そ)は日本語がペラペラである。
蘇:この店の「担々麺」はやっぱり美味しいな……。上海で食べる「担々麺」はもちろん美味しいけど、日本の「担々麺」も捨てたもんじゃ……んん…!?
蘇: あなたは……!??
『THE 勝手にしないで』は、アドウェイズ非公式広報のアドミちゃんが、アドウェイズがおこなっている事業をわかりやすく解説するブログです。第2回のターゲットは、データ分析サービス「Nint」。責任者をつかまえて「なにこれ すげー こんなのはじめて」な真の姿を紹介していきます。
【本日のアドミのターゲットは「Nint」】
アドミ:ニーハオ、蘇。元気にしてる?
蘇:すみません、どちらさまでしたでしょうか?
蘇(そ)の大事なブレイクタイム中に急に現れたこの女性は、アドウェイズ非公式広報のアドミである。ちなみに彼女はこの日、人生で初めて「ワンタン麺」をオーダーしたのだった。
アドミ:何で中国に住んでいるあなたが、わざわざ日本で「担々麺」を食べているのよ! 寿司とか天ぷらとか他に食べるものあるでしょ?
蘇:…………………すみません。というかあなたは誰でしょうか? なぜ私が中国に住んでいることを知っているのでしょうか?
アドミ:もう! アタイはアドウェイズの広報(非公式)のアドミよ! アタイはねぇ、あなたがどんな人間なのか目を見ただけで理解できるの。(アドミは特別な能力を持っています。決してマネをしようとしないでください)今は「Nint」っていうサービスをやっているんでしょ?
蘇:ああ! 広報(非公式)さんだったんですか、失礼致しました。おっしゃる通りで私は、データ分析サービス「Nint」を開発・運営をしています。でもそんな非公式広報のアドミさんがどんな御用で……!!!
アドミ:あんたのビジョンを探りに来たのよ!!!!
【蘇(そ)が掲げる「Nint」のビジョンとは?】
アドミ:ごめんなさい。「探る」と「殴る」があやふやになって、つい後者の方を選んでしまったわ。
蘇:いえ、多少痛かったですが、大丈夫です。
アドミ:さて、あなたが運営しているサービス「Nint」についてもっと深く知りたいんだけど、そもそもどんなことをやっているの?
蘇:我々が何やってるかと言いますと、「テクノロジーでデータを探索し、データでECを進化させる」。これは我々のビジョンなんです。
アドミ:ちょっと意味がわからないんだけど、日本語で喋ってもらえる?
蘇:ちゃんと日本語で喋ってますよ! まあこのビジョンに向かっている途中で生まれたのが、「Nint」というサービスなのですが……まず前半の「テクノロジーでデータを探索」についてわかりやすく説明します。探索という概念は分かりますか?
アドミ:探索……? 探したり調べたりってことよね?
蘇:その通りです。未知なことを探したり調べたりってことです。例えば1000年前、海は「世界の果て」でした。分かります?
アドミ:は、はぁ……。
蘇:「世界の果て」とは、それ以上は進めない場所のこと。未知なことが多くて、たとえ船があっても危ないところです。しかし大航海時代が来て、人類は何百年もかけて海で冒険をして、最後には「世界の果て」である海を制覇しました。要するに我々にとってのデータ世界は、1000年前の海と同じなんです。未知なことも多いのですが、探る価値があるんですよ。
アドミ:ということは、あなたはデータ世界の探索家ってことになるのね?
蘇:その通り。そのデータ世界を技術(テクノロジー)で探索しています。
【データでECを進化させるって何?】
蘇:とはいえ今は、大航海時代の初期なんですよね。
アドミ:どういうこと?
蘇:アドミちゃんは、なぜ1,000年前に大航海時代が来たかわかります?
アドミ:みんなが海に出たかったから? 国土を広げたかったとか?
蘇:うーん……そうですね。ただそれは根本的な理由じゃないです。1453年、西洋でかなり大きな事件があったんですが……世界史は詳しいですか?
アドミ:詳し……くはないかな。
蘇:当時、「東ローマ帝国」が無くなるという、歴史の一ページに刻まれるような事件がありました。細かい話は省略しますが、「トルコ」との戦いによって「東ローマ帝国」が消滅してしまい「オスマン帝国」が成立。それによって、陸上でのアジアからヨーロッパへの貿易に「オスマン帝国」を通す必要が出てきたんです。この貿易にかかる税金を「オスマン帝国」はめちゃめちゃ取るようになって……中国からのお茶とか、インドからのスパイスとかにです。こうなると陸路は厳しいから海路を探さないとなりません。これが大航海時代のはじまりです。
アドミ:あー、なんか学校で習った気がするわー。知ってるわー多分。
アドミはカタカナを覚えることがとにかく嫌いなので、人名や国名がカタカナばかりの「世界史」の授業がとても苦手だったのである。唯一「マルクス・アウレリウス・アントニヌス」という名前を覚えることには成功したが、彼がどんな人物で何を成し遂げたかなど、具体的なことについては何も知らない。
蘇:最初に海に出た船はかなり苦労したんですが、なにが問題になったかはわかりますか?
アドミ:ごめん、全然わかんない。
蘇:航海するときに一番重要な情報は、自分の位置です。この「自分の位置」がわからないと進むべき方向もわからない。ゆえに、目的地には絶対に到着できないんですよ。
アドミ:自分の位置…?
蘇:例えばアドミちゃんがアメリカから中国まで「船」で向かうとしたら、今自分がどこにいるのか、どの方角に進むべきなのか、あと何日で中国に着くのかを知りたいですよね。
アドミ:そりゃあ知らないと、ただ漂流してるだけになっちゃうからね。
蘇:そうです。しかもこの状態を続けると、挙げ句の果てには水も食料もなくなって死んじゃうんです。そこで重要になるのが「自分の位置」なんですよ。
アドミ:なるほどね。
蘇:大航海時代の始まりは15世紀だったんですけど、その当時は位置がわからないまま、アバウトで航海してたんです。緯度は北極星で測ることができるのですが、経度を知る術はなくて。ただ、18世紀になってめちゃくちゃ重要な技術が生まれました。海でも使える機械式の腕時計(クロノメーター)です。これで時差が計算できるようになって、経度の問題が解決。自分の位置もわかって、進むべき方向もわかったんですよ。
アドミ:なるほどね〜。
蘇:我々の今のEC市場も同じです。市場のデータを把握できていないため、各会社が自分がどこにいるか、どこに行けば良いかが見えなくて……。そういう背景があって、我々は「ビッグデータ」を収集・分析をし、今はどこにいるのか、これからどこに行くのか、方向性を示してあげるというサービスを展開しています。これによって、ECを進化させたいと思っています。
アドミ:は、話が繋がったーー!! なるほどね! ECの時代の中で、ビッグデータを使って現在の場所と行き先を示してくれるってことなんだ!
【データ事業の使命とは】
アドミ:Nintが、企業が航海するための指針になるデータを提供する事業だってことはよくわかったわ。ところで風の噂で「ドン・キホーテもびっくりするような激安価格」で提供してるって聞いたんだけど、実際その辺はどんなもんなの?
蘇:ECモールに出店(楽天・ヤフーショップ)している方向けの「Nint for ECommerce」なら、毎月約5万円で満足していただいています。
アドミ:え? ちょっと待って。そもそもビッグデータの収集って、めっちゃ時間とお金がかかるって聞いたことがあるわ。それを5万円って安すぎるんじゃない?
蘇:はい。これは過去の常識のぶち壊しですね。「データ」はこれまで贅沢品で、一般的には使えませんでした。でもそれだと、大企業しかデータを買うことができなかったため、ECの進化には良くありません。多くの人が手軽にデータを手に入れることができ、進むべき方向を確認できるので、ECがもっと進化するんです。
過去の常識をぶち壊そうとしている蘇(そ)は、最近「現代アート」にハマっているという。蘇(そ)曰く「現代アート」にはイノベーションが詰まっており、そこからインスパイアを受けることが多いのだとか。ちなみにiPhoneケースは「ピカソのゲルニカ」柄のものを使用していた。
アドミ:でもさ、なんでそんなに「ECの進化」にこだわるのさ。
蘇:ECを進化させることで自由を追求する、これらが我々の使命だからです。これは私たちがデータ事業をやっている理由です。
アドミ:自由……?
【蘇(そ)が追求する自由とは……?】
蘇:自由とは、何かの制限から解放すること。例えば中国はちょっと田舎のほうに行くと本当に何もないんですよ。
アドミ:まあ、中国は広いもんね。
蘇:でもECがあれば、そんな中国の田舎でも簡単に良いものが手に入るんです。要するにECは自由になるきっかけを作ることができるんですよ。もしECの時代にもっとデータを使えれば、ECはもっと進化できます。ただ今は、データが多過ぎて集めきれないし、理解もできない。活用できる範囲も限られています。
だから我々は、独自の技術を使ってデータを集め、整理をし、統計も取り込み、推測をして、今の立ち位置を安価で提供する。このようにデータを使用してもらうことによってECをもっと進化させることができれば、人類は自由に、もう一歩前に進めるんではないかと思っているんです。
アドミ:人類の自由……辛く険しい道のりなんだろうねきっと。
蘇:単に地球に生まれて、食べて遊んで、それは僕にとってはあんまり意味がないものなんです。やっぱり、何か自分の力で、ちょっとでもいいですから世界を変えたいなと。目先の利益だけではなく、もっとたくさんの人たちに自由に生きて欲しい。ということで、これからもいろんなことにトライしていきます。
アドミ:そ、蘇………!! あんた良いヤツだよ……!
心が通じ合った、蘇(そ)とアドミ。この時二人は「次に会う時は上海で、美味しい上海蟹を食べに行く」ことを約束した。なお、上海蟹の正式名称は「チュウゴクモクズガニ」である。
蘇:アドミちゃんの「進化」にも期待していますよ!
ーー第2回、アドミちゃんの『THE 勝手にしないで』。ECサービス「Nint」のことをお分りいただけたでしょうか。アドミちゃんとNintの今後の活躍にもご期待ください!
「次の売り上げの柱を作りたい。 どんな商品を扱ったらいいんだろう?」、「このジャンルの売上規模はどのくらい伸びているのだろう?」などのお悩みをお持ちのECショップ運営者さま。ぜひ「Nint」にお問い合わせください。ただいま7日間の無料トライアルを受付中です!!
おわり
※今回取材に協力いただいた中華料理店は、西新宿にある「曹曹」。
「担々麺」や「ワンタン麺」などの麺類に加え、四川出身の料理長が腕によりをかけて調理する「本格四川料理」を堪能できます。ランチはサラリーマンの懐に優しい680円から提供中。
・住所・アクセス
東京都新宿区西新宿8-11-1 日東星野ビルB1F
地下鉄丸ノ内線 西新宿駅 C12出口を出て右手に直進 ジョナサンの地下のお店です。
・営業時間・定休日
月~土、祝前日: 11:00~23:00
定休日:日、祝日